チェック柄の種類と由来

こんにちは!!もこもこももこです!

突然ですが、皆さんはチェック柄の名前を何種類知っていますか?
見たことのある柄はいっぱいあると思いますが、柄の名前と言われると難しいですよね!

今や当たり前のように私たちの洋服に使われているチェック柄ですが
その生地の名前がついた由来や誕生した背景のあるものがたくさんあります。

今回はそのチェック柄の種類を簡単にですが、いくつかご紹介したいと思います。
FAnBRICの中にある商品もチェックしてみてくださいね!
(チェック柄だけにね☆彡)



目次
・タータンチェック
 ∟ブラックウォッチ
 ∟ロイヤルスチュアート
 ∟ドレスゴードン
 ∟マクラウド オブ ルイス
・グレンチェック
・タッターソールチェック
・ウィンドー・ペーン(窓枠格子)
・バッファローチェック柄
・ギンガムチェック



・タータンチェック

タータンチェックはスコットランド伝統織物であり、
定住したケルト民族によるもので、クラン(氏族)という
日本でいうと家紋のようなものでした。
家族に代々受け継がれていくタータンがあるというわけです。
一族の行事のときに制服のように着たり、戦の時に味方を見分けるために使われていて、
今とはかなり意味合いの違う使い方をされていました。
また国の機関であるスコットランド・タータン登記所により、
保存や保護の為の登録管理がされています。
そして、このタータンチェックの中にも様々な種類があります。

ーブラックウォッチ(由来:ミリタリー)

軍隊の中で使用されるタータンは「アーミー・タータン」「ガヴァメント・タータン」
とも呼ばれます。中でも最も有名なのが「ブラックウォッチ」です。
ハイランド地方の歩兵隊で、彼らが黒っぽい色の制服で警護を行っていたことから、
ブラックウォッチ=【黒い見張り番】というニックネームがつき、そのまま名前になったと
言われています。


ーロイヤルスチュアート(由来:ロイヤル)

イギリスの王家であるスチュアート家が用いてきたタータン。
赤地のものはロイヤルスチュアートと呼ばれ、
英国のエリザベス女王が愛用する柄としても有名です。
黒地のものはブラックスチュアートと呼ばれています。


ードレスゴードン(由来:クラン)

スコットランドの貴族であるゴードン家のタータンチェック。
数あるゴードン家のタータンチェックの中でも
ドレスゴードンは格式高いものとされ、主にディナーの正装用として用いられています。

ーマクラウド オブ ルイス

ノルウェー人を祖先に持つ、マクラウド家のタータンチェック。
これはマクラウド家の紋章である、太陽をベースにデザインされています。


・グレンチェック


正式には「グレナカート・チェック」
千鳥格子やヘアラインストライプなどを組み合わせて構成されたチェック柄。
最も一般的なものは白と黒の配色で、グレンチェックの上に赤や青といった
色格子を配置する「オーバーペーン」と呼ばれるものもあります。

【グレン】の由来は、
①スコットランドのアーカートという地の渓谷(グレン)で織られたところからついた「グレン+アーカート=グレナカート」
②グレナカート家の柄
という2説があります。


・タッターソールチェック


二色のラインを交互に配した格子柄。
英国の【第2代キングストン公爵】の馬丁(馬の世話を仕事とする人)であった
リチャード・タッターソールが、1766年にロンドンのハイドパークコーナーの近くに
【タッターソールズ】という競走馬競り市を開設し、
馬の鞍代わりや馬覆いの毛布としてこの柄の織物が用いられたことからきています。


・ウィンドウ・ペン


英国カントリー調の伝統柄で、
窓枠のような大きく単純でクラシックなチェック柄。
大きさはさまざまですが、横縞と縦縞が一色使いで、同じ幅のラインが交差するのが特徴です。
window→窓 pane→枠 そのままですね!


・バッファローチェック(別名:マグレガータータン、ロブロイ)



黒ともう一色を組み合わせ、交差する部分を濃い黒色にした格子柄。
本来は、18世紀前後にスコットランドの伝説の英雄となったアウトロー、
ロブ・ロイ・マグレガーが身に着けていたマグレガー一族の
クランタータンがルーツとされています。
狩猟の時に、ハンター同士が誤射しないよう視認性の高い赤×黒のチェック柄を開発し、
そのデザイナーがバッファローを飼っていたことからバッファローチェックと
名付けたという由来があります。


・ギンガムチェック



チェックの中でもかわいらしい印象がある、基本は白と他の色の2色で作られた格子柄。同じ太さで、かつ一定間隔で構成されています。
由来としては、マレー語で縞模様という意味の【Genggnag】から作られている説のほかに、
フランスの【Guingamp】地方で作られていたという説があるようです。



いかがでしたか?

ご紹介したのはほんの一部ですが、
ひとくちにチェック柄といっても、このようにたくさんの種類があります。
一つ一つの由来や伝統を知ると、
今までの印象や想いも変わってくるのではないでしょうか。
高校時代の友人が着けていたあのマフラーも、今思えばロイヤルスチュアートでした。
ということはあの子は実は王家の方だったということになりますね!(笑)
ちなみに私はバーバリーチェックのマフラーでした!

そんなことはさておき、身近な存在だからこそ知れば知るほど興味深いチェック柄のお話でした。
FAnBRICにもたくさんのチェック柄をご用意しております。
アイテム作りにぜひご活用ください!


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